当院では、膝蓋骨脱臼・前十字靭帯断裂などの整形外科疾患や椎間板ヘルニアなどの神経疾患に対して、
運動機能の早期回復・QOLの向上を目的にリハビリテーションを行なっております。
たとえ同じ名前の病気でも治療するポイントは個々の身体に合わせて考える必要があります。
当院では獣医師と理学療法士の両方の免許をもつリハビリテーション専門の獣医師により
姿勢・動作を分析し、身体機能を評価した上で、
個々の患者さまに合った最適な治療プログラムを立案、実施させていただいております。
リハビリテーションは怪我や手術後、または老齢による機能低下に対し、
機能回復や痛みを緩和し、動物と飼い主さまの日常生活を円滑に送るための治療です。
特に手術後の動物は体の一部に機能障害があるとその部位を使わずに不適切な動作で生活しようとします。
そのため、当該部位の筋肉や関節を使わないことから運動機能が十分に回復せず、病気によっては再発などにもつながります。
そのため、専門の獣医師が術後の動物に最適な治療プログラムを組み、
実施させていただくことは身体の機能の早期回復とQOLの改善につながるのです。
なお、当院のリハビリテーションプログラムには、
徒手療法・運動療法・水治療法・電気療法・温熱療法・寒冷療法・装具療法など多様な種類がありますので、
患者様の状態に合わせての適切な組み合わせで実施しております。
病態や併発疾患などを把握し安全にリハビリテーションを実施するため、
リハビリテーション科を受診していただく前に当院または奈良動物医療センターにて診察を受けていただく必要があります。
当院に一度お問い合わせください。
また、可能な範囲でかまいませんので治療経過がわかるものをご持参ください。
評価料(初期評価料5,300円、再評価料2,650円)+実施したプログラムで料金が決まります。
プログラムの各料金は種類(犬種)、体重、障害の重症度などによって変わります。
※入院中に初回評価を受けられた場合は、外来初診時は再評価料となります。
例)小型犬の場合
再評価料2,650円+徒手療法3,150円+水治療法4,200円=合計10,000円
リハビリテーションには基本的に副作用はありませんが、
術後の患部はもちろん、手術をしていない側にも痛みや不快感がないか注意深く観察することが重要です。
リハビリテーション実施中は専門の獣医師と動物看護師で細心の注意を払って行なっておりますが、
リハビリテーション後にご自宅などで体調が悪化した場合は、すぐに当院の獣医師にご相談ください。
毎週火・木・土曜日(完全予約制)
お電話にてご予約ください。
TEL:0744-95-00072004年 | 北里大学 獣医畜産学科卒 獣医師免許取得 セントラル動物病院 勤務 |
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2009年 | 北里大学 理学療法学専攻入学 埼玉動物医療センター 非常勤 |
2013年 | 同大学卒業 理学療法士免許取得 セントラル動物病院 リハビリテーション診療(2020まで) |
2014年 | おざき動物病院 リハビリテーション科(2020まで) |
2015年 | 藤井寺動物病院・奈良動物医療センター リハビリテーション科(2021まで) |
現在 | けいはんな動物病院・日本動物脳神経脊椎センター リハビリテーション科 |
〜2020 | 日本理学療法士協会 動物に対する理学療法部門 運営幹事 |
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〜2020 | 日本動物理学療法研究会 理事 |
〜現在 | 日本動物リハビリテーション学会 監事 |
当院は整形外科や神経疾患を診断・治療する獣医師と、
全国的にも少ないリハビリテーション専門の獣医師が連携して
開院より多くのリハビリテーションを行なってきました。
個々の患者様の状態に合わせたプログラムで無理なく楽しく行なっておりますので、
リハビリテーションに関してのご相談やご予約はお気軽に当院までご連絡ください。