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急勾配環境におけるZenmuse L1飛行


他社様の無人航空機LiDAR製品の導入をされているお客様の現場でMATRICE 300 RTKとZenmuse L1(以下、L1)によるデモ飛行を実施致しました。



現場は、高低差があり山間の地形のため空中写真測量による取り組みをスムーズに進めるには難しい現場でした。

今回は、点群の密度を高く約30度の傾斜面部だけではなく橋梁下や奥の部分についても3Dデータの取得をしていくことができないかとのご要望もありました。


L1は一般的に垂直下方向でレーザー照射を行う他の空中LiDAR製品と異なり、ジンバル構造となっているためLiDARの照射方向を水平にすることで、現場の傾斜面だけではなく橋梁下や奥の部分に対してもレーザー照射を行うことが可能です。


L1の運用は自動飛行だけではなく手動での機体飛行操作でも行うことができるため、
今回の現場では
  ●L1ジンバル角度を「-40度」
  ●手動による水平移動
  ●レーザー照射はL1独自の「非反復」

この3つの運用組み合わせにより、緻密な点群構築を行うことができました。

以下が、DJI Terraによって再構築された点群となります。


周辺の樹木や橋梁部分などの地物を含めて現場周囲の点群を再構築することができており、出来上がった点群データの出来栄えに短時間の飛行でこれほどの点群ができるなんてすごい。と驚嘆のお声をいただきました。

DJI MATRICE 300 RTKとZenmuse L1について詳しくお知りになられたい方は、是非お問い合わせ下さい。
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