Zenmuse X7

目の前に広がる色彩を、逃さず6Kで

Inspire 2との互換性

5.2K Apple ProRes

Super 35mmセンサー

14Stopのダイナミックレンジ

6K CinemaDNG

24MP静止画

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ハイエンドな映像制作のために設計されたZenmuse X7は、素晴らしい解像感と映像品質を実現する一体型ジンバル搭載のコンパクトSuper 35mmカメラです。
Inspire 2との互換性により、映画製作でネクストレベルの空撮を目指すプロフェッショナルにとってベストの選択です。
14ストップのダイナミックレンジ対応24 MPのCMOSセンサーは、ディテールの細部まで描き出し、6K CinemaDNGと5.2K Apple ProRes*に対応。24 MP静止画を20 fps連続RAWバースト撮影もできます。

またX7は、世界初空撮用一体化レンズマウントであるDLマウントを採用。対応した4つの単焦点レンズを素早く切り替えることができます。
シームレスな編集を可能にする新しいDJIシネマカラーシステムでは、ポストプロダクションで作業しやすいように正確な色情報を保持します。
これら刷新された機能を搭載したDJI Zenmuse X7、そのカメラが実現する映像は新たな高みに到達し、映像制作者の思い描いたものを現実にします。

*CinemaDNG、Apple ProResまたはApple ProRes RAWで撮影するには、ライセンスキーの購入が必要な場合があります。

最高品質を生み出す設計

X7では、Super 35mmセンサーを採用、高速読み出しで6K/30fpsと3.9K/59.94fpsのRAW出力に対応しています。ピクセルサイズは3.91µm を実現し、録画時のセンサーの対角線長は26.6 mmとなっています。このセンサーサイズにより、光に対する高感度と14ストップのダイナミックレンジ を実現し 、Zenmuse X5Sの12.8ストップと比べてもレンジがより広くなっています。

さらにX7のSNRは46dBで、X5Sよりも8dB高く、レンジの合計は最大9.41ビットになります。これらすべての特長により、撮影現場でのどんな厳しい状況下でも、常にクリエイティビティに応える優れたワークフローを可能にします。

S35
センサー

6K
CinemaDNG

14ストップ
ダイナミックレンジ

ダイナミックレンジ

SN比 18%

X5S

X7

ワイド ダイナミック レンジでの撮影シーン

D-Log

Lut

DJI DLマウントシステム

新採用のFSI-Cuテクノロジーで、X7のセンサーは薄い多層配線が特長となっています。これにより、感光性が高く、光をより広い入射角でセンサー領域に到達させることができます。その結果、素晴らしい映像品質を維持しながら、センサーへのより小型なレンズマウントが実現しました。

DLマウントのフランジ焦点距離は17mm以下で、PLマウントのおよそ1/3のサイズです。この小型化により、X7の重量はレンズをあわせても、わずか約630g。X7とInspire 2を組み合わせても、およそ4kgにしかなりません。しかし、その撮影能力は40kg級機材での撮影に匹敵します。

58mm
直径

16.84mm
フランジ焦点距離

449g
重量

DLレンズ

DJIは、DLマウントシステムに対応した4つの単焦点レンズを採用。焦点距離は16~50mm、解像度は最大8Kまで対応するレンズとなっています。DLレンズは、軽量なカーボンファイバー製で、世界トップレベルの光学技術チームによって設計されました。X7のハイエンドなイメージセンサー用に設計された4枚のレンズには、最新技術が駆使されています。

DL-S 16mm F2.8 ND ASPH
DL-S 16mm F2.8 ND ASPH
DL 24mm F2.8 LS ASPH
DL 24mm F2.8 LS ASPH
DL 35mm F2.8 LS ASPH
DL 35mm F2.8 LS ASPH
DL 50mm F2.8 LS ASPH
DL 50mm F2.8 LS ASPH
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レンズスペック

Apple ProRes RAW

DJIは、Appleから最新のApple ProRes RAWの使用を承認されています。Inspire 2にZenmuse X7を搭載した場合、6K/14ビットのApple ProRes RAW動画を23.976 fpsで撮影できます。

創造にさらなる柔軟性を

Inspire 2 の CineCore 画像処理システムは、CineCore 2.1 にアップグレードされたため、X7のポテンシャルを最大限に引き出します。6K/30fps CinemaDNG と 5.2K/30fps Apple ProResで録画が可能なため、ポストプロダクションではよりクリエイティブなオプションを選択できます。

生まれ変わったEIモードが CineCore 2.1 に搭載され、さまざまな感度レベルで高品質に撮影できます。またアップグレードした画像処理システムは、ビデオアーチファクトとノイズを削減し、暗部のレベル補正システムでプロレベルの映像を実現し、より詳細な映像情報を保持します。

さらに、CineCore 2.1 は新しいカラーシステムを採用、プロのフィルムメイカーが行うポストプロダクション工程において、よりクリエイティブな柔軟性の表現を実現しました。

撮影から完成まで、すべてを一変させるカラーシステム

今回搭載されたDJIシネマカラーシステム(DCCS)の登場により、プロ向け映像システムが持つ可能性が広がり、映像制作向け空撮映像の
ポストプロダクション工程でより多くの選択肢を与えることになりました。

この新しいカラーシステムは、D-LogカーブとD-Gamut RGBカラースペースで構成されています。プロ映像制作用に設計されたD-Logは、CineCore 2.0と比べて2ストップ高い、15ストップのダイナミックレンジでエンコードを行えます。低照度条件下でも、X7はハイライトから暗部までディテールの詳細を保存し、ポストプロダクションでのクリエイティブな編集を可能にします。
映像制作で一般的に使用されるDCI-P3のカラースペース全体をカバーするD-Gamutは、空撮映像と静止画撮影のためのカスタムメイドです。D-Gamutのより広範囲な緑の色調が、映像に美しい緑色のグラデーションを再現します。

さらに、D-Gamutは肌色の色調も最適な色度に調整、最適化し、隅々までみずみずしい肌色に仕上げます。カラーグレーディングに専用の3D-LUTを採用し、露光が異なっていても肌色の色調をソフトに調整します。D-Gamutを設計する際、DJIはマニュアルのカラーグレーディングを考慮しました。その結果、3D-LUTやカラーマネジメントを使わずにグレーディングしても、肌色は黄色になりません。
DJIは現在、複数のプロ向けポストプロダクション用ソフトウェアのメーカー会社と連携し、 D-LogとD-Gamutを組み込む作業を行い、D-LogとD-Gamutが世界中の映像制作の業界標準になるように早期実現を目指しています。

拡張されたダイナミックレンジ

同様な設定でもさらに広がるダイナミックレンジ

CineCore 2.0

CineCore2.1-EI 800

CineCore 2.1 – EI 400

自然なハイライトロールオフ

カラーグレーディング中に映像の明るさを調整すると、明るさと同時に色調も同期して調整されます。

CineCore 2.0

CineCore 2.1

バランスの取れた色調:より簡単になったグレーディング

R/G/Bカラーの彩度は、繊細にバランスが取られています。

CineCore 2.0

CineCore 2.1

ソフトな肌色の色調

よりソフトな肌色の色調が、ポストプロダクションで多くの選択肢を実現

CineCore 2.0

CineCore 2.1

より創造的な可能性を

DJI公式のLUTに加えて、さまざまなLUTを使用できます。

ダウンロード

1. MTF曲線はコントラストを再現し、画像の細部を解像するため、レンズ性能を評価するために用いられます。低空間周波数は全体のコントラストを示し、高空間周波数は詳細な解像度を示します。低空間・高空間周波数はLP/mmで測定されます。画像の高さはセンサーの中心からレンズ上の任意の点までの距離を表します。MTFが100%の場合、レンズの性能が完璧な状態であることを示します。