Matrice 350 RTK

前進せよ、その先の未来へ

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進化したフラッグシップ ドローンプラットフォームMatrice 350 RTKは、この業界に新たなスタンダードを確立します。
この次世代ドローンプラットフォームは、一新された映像伝送システムを採用し、今までにない制御体験を提供します。
また、効率性が向上したバッテリーシステム、より包括的な安全機能、パワフルな積載性能と拡張性も兼ね備えています。
このような特長を備えたMatrice 350 RTKは、あらゆるドローン業務に革新を起こし、業務を強力にサポートします。

飛行時間 最大55分 [1]

保護等級 IP55 [2]

DJI O3 Enterprise伝送

DJI RC Plus

バッテリー充電サイクル 400回 [3]

6方向検知&測位

ナイトビジョン FPVカメラ

複数のペイロード構成に対応

パワフルな飛行性能で、難なく業務を遂行

堅牢な設計のMatrice 350 RTKは、パワフルな推進システム、向上した保護等級、優れた飛行性能という特長を備え、難易度の高い様々な業務にも難なく対応します。

55分 [1]

最大飛行時間

IP55 [2]

保護等級

2.7 kg

最大積載量

7000 m [4]

最大飛行高度

12 m/s

最大風圧抵抗

-20° C〜50° C

動作環境温度

さらに安定性が向上した伝送システム

O3 Enterprise伝送
Matrice 350 RTKは、DJI O3 Enterprise伝送システムを採用し、3つのチャンネルを使用し、1080p HDライブ動画[5]を伝送します。また、最大20 km先から伝送することができます[6]。機体と送信機共に4アンテナ送受信システムを搭載し、送信時は4つのアンテナから通信状態が最適な2つのアンテナを自動選択して送信し、受信時は4つのアンテナを使用して受信します。これにより、耐干渉性が大幅に向上し、さらに安定した伝送が実現します。

新しい制御体験

DJI RC Plus送信機

7インチ高輝度画面を搭載したDJI RC Plus送信機は、デュアル操作モードに対応しており、標準のWB37外部バッテリーを使用すると最大6時間の駆動時間を実現し、幅広い種類の業務のニーズを満たします。

厳しい環境に耐えられるタフな設計

DJI RC Plusは、保護等級IP54に対応し[2]、防塵性・防水性を備えているため、悪天候下でも、安心して業務を実行できます。-20℃〜50℃の環境で動作でき、極暑・極寒環境下でも、時間に縛られず、業務に対応できます。

スムーズで効率的な操作

送信機の前面、背面、上部にボタンやダイヤルが複数配置され、効率の良い操作を実現しています。ボタン機能はユーザーが操作しやすいようにカスタマイズでき、直感的かつ柔軟に操作を行えます。

DJI Pilot 2

DJI Pilot 2アプリは、さらに最適化され、ミッションタイプや飛行ステータスを分かりやすく表示します。簡単かつスムーズに機体やペイロードを制御できるため、作業の効率性を向上します。

進化したバッテリーシステム

新デュアル バッテリーシステム

Matrice 350 RTKは、新しいTB65デュアル バッテリーシステムを採用。バッテリーのホットスワップに対応しているため、電源を切らずに素早くバッテリーを交換でき、効率的に次の飛行を再開できます。バッテリーの充電サイクル回数は最大400回となっており[3]、1回の飛行にかかるコストを低減しています。

次世代インテリジェントバッテリーステーション

新登場のBS65 インテリジェント バッテリーステーションは、バッテリーの充電、保管、輸送の全てに使えるワンストップ ソリューションです。

複数の充電モード

保管モードでは、長期間の保管に最適な50%までバッテリーを充電します。飛行準備モードでは、バッテリー寿命が伸びるように考慮しながら、複数組のバッテリーを90%まで素早く充電し、いつでも業務を開始できるようにしておきます。

スマート管理

バッテリーステーションがDJI RC Plusに接続している時、DJI Pilot 2アプリはバッテリーステータスとバッテリー状態情報を表示します。また、自己放電日数の設定、ファームウェア更新、ログのエクスポート、他のクイック操作へのアクセスが、タップ操作だけで簡単に行えます。

かんたん移動

バッテリーステーションには、全方向に移動可能なキャスターが付いており、輸送や移動がよりしやすくなっています。

向上した飛行安全性

アームロック確認インジケーター

Matrice 350 RTKは、新たにアームロック検知機能を搭載し、アームスリーブがロック解除状態で飛行を開始してしまうリスクを回避できるため、安心して飛行に集中することができます。

ナイトビジョン FPVカメラ

FPVカメラは、優れた暗視性能を備え、夜間の飛行でも、周辺環境や障害物をクリアに表示することができます。ピンポイント機能を使用すれば、より分かりやすいナビゲーションで安全な飛行が可能になり、夜間の業務も安心して行えます。(夜間飛行については、現地の法律と規制に必ず従ってください)

6方向検知&測位

Matrice 350 RTKは、6方向デュアルビジョンシステムと赤外線検知システムを搭載し、6方向への状況認識、測位、障害物検知を可能にし、飛行中、機体を包括的に保護します[7]

CSMレーダー [8]

CSMレーダーを取り付けることで、Matrice 350 RTKは、上方または水平方向360°の範囲内にある認識しにくい障害物を検知し、適切なタイミングで衝突を回避できます[9]。有効検知範囲は最大30 mとなっており[10]、飛行安全性がさらに向上しています。

安心の冗長設計

飛行の安全性を最大限に確保できるように、Matrice 350 RTKの機体システムとセンサーシステム共に、冗長設計を採用し、厳しい環境でも、安心して業務を遂行することができます。

パワフルなペイロード [8]

Matrice 350 RTKは、シングル下方ジンバル、デュアル下方ジンバル [11]、シングル上方ジンバル [11]といったペイロード装着方法に対応し、E-Portオープン インターフェースを搭載しています。最大積載量2.7 kgで、機体は最大3つのペイロードを同時に積載でき、公共安全や点検、マッピングといった様々な業務シナリオでのニーズを満たします。

Zenmuse H20シリーズ

ズームカメラ、広角カメラ、サーマルカメラ、レーザー距離計の4つのセンサーシステムが、高度かつスマートなアルゴリズムと連携し、優れた検知性能と撮像性能を実現します。

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Zenmuse H20N

Zenmuse H20Nは、ズームカメラと広角カメラにスターライトセンサーを搭載しています。また、2つのサーマルカメラやレーザー距離計を併用すれば、ハイブリッド方式のペイロードとして、幅広い業務で活躍します。

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Zenmuse P1

Zenmuse P1は、フルサイズセンサーと交換可能な単焦点レンズを3軸ジンバルスタビライザーに搭載しています。航空写真測量用に設計され、効率と精度をまったく新しいレベルに引き上げます。

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Zenmuse L1

Zenmuse L1は、Livox製のLiDARモジュール、高精度IMU、およびマッピングカメラを搭載しています。飛行プラットフォームに装着時、L1は終始リアルタイムで3Dデータを取得でき、複雑な構造でも詳細データを効率的に捉え、高精度の再構築モデルを提供する完璧なソリューションを形成します。

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Zenmuse L2

Zenmuse L2は、フレームベースのLiDAR、独自開発の高精度IMUシステム、4/3型CMOS RGBマッピング カメラを一つに統合し、信頼性の高い地形データを取得できる、より高精度で高効率なDJI 飛行プラットフォームです。

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サードパーティー製ペイロード

ガス検出器や拡声スピーカー、マルチスペクトル センサーのようなカスタムペイロードを、DJI Payload SDK経由でMatrice 350 RTKと組み合わせることができ、適用分野を拡大します。

DJI Enterpriseエコシステムについて確認

スマート オペレーション

高精度マッピング

Matrice 350 RTKは、ウェイポイント、マッピング、オブリーク、飛行帯ミッションをサポートします。地形フォロー [12]またはスマートオブリーク [13]を使用して、効率的にデータを収集することができます。DJI Terraと併用すると、高解像の2Dや3Dデジタル画像を素早く取得でき、高精度かつ高効率のマッピング業務を実現します。

上空と地上間の連携

高精度なピンポイントやクラウドベースのリアルタイムマッピング [14]といった機能を使用することで、Matrice 350 RTKは、上空と地上、そしてクラウド間の連携を実現します。機体が画像収集を完了した後、DJI FlightHub 2は、業務現場のモデリングを素早く実行することが可能で、機体オペレーターと地上にいるオペレーターにコマンド情報を伝送します。送信機とFlightHub 2は、共に点/線/面での描画やリアルタイム アップロードに対応し、機体と連携して、リアルタイムでオペレーションビューをライブ配信できるため、上空と地上間の連携が必要な業務において、コミュニケーションの弊害を取り払えます。

高精度の自動点検

ライブミッション記録を介して、Matrice 350 RTKは、飛行ルートファイルを生成・保存可能で、そのファイルを使って、いつでも自動化されたオペレーションを実行でき、繰り返しの多い点検作業も簡単かつ効率的に行うことができます。AIスポット点検 [15]を使用する時、Matrice 350 RTKは、自動での構図合わせや、撮影対象の手動選択に対応し、繰り返し撮影する際の精度や点検作業の品質を向上させます。

拡張アクセサリー [16]

ユーザーデータの安全性

メディアデータ
暗号化

ローカルデータ
モード

ワンタップで
全デバイスの
データ削除

AES-256bit暗号化
技術を使った
映像伝送

クラウドAPI

エコシステム

Payload SDK

ガス検知器、拡声スピーカー、マルチスペクトルセンサー、計算モジュールといった様々な種類のサードパーティ製ペイロードを取り付けることができます。Payload SDKは、E-Port、SkyPort V2、DJI X-Port [18]に対応し、ペイロード開発の周期を大幅に短縮することができ、様々な撮影シナリオでお使いのペイロードのポテンシャルを最大限に引き出します。E-Portは、Payload SDK V3以降のバージョンに対応し、Payload SDKを使用して開発したMatrice 30シリーズ用のサードパーティ製ペイロードと互換性があります。

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Mobile SDK

様々なサードパーティ製モバイルアプリを使用して、お使いのドローンプラットフォームの可能性を広げ、特別なミッションのニーズを満たせます。Mobile SDKを活用することで、Matrice 350 RTKは、カスタム可能なモバイルアプリを開発することができます。

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クラウドAPI

クラウドAPIを使うことで、DJI Pilot 2アプリを介して、Matrice 350 RTKをサードパーティ製クラウドプラットフォームに直接接続でき、データ転送やライブ配信、飛行ルート割り当てといった機能にアクセスできます。

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  • * 飛行する前に、現地の法律および規制を確認し、必ず順守してください。
  • ** 全てのデータは、制御された環境下にて、Matrice 350 RTKの製品版モデルを使用して測定した値です。実際の使用では、環境、使用方法、ファームウェア バージョンにより、異なる場合があります。
  • *** 本ページに記載されている全ての動画および写真は、撮影場所の法規制を遵守して、撮影されたものです。
  • **** 使用前に、Matrice 350 RTKは、DJI Pilot 2アプリを使用して、アクティベーションする必要があります。
  • 1. 無風環境下で、Matrice 350 RTKをペイロードなしの状態で、バッテリー残量が0%になるまで約8 m/sで飛行し測定。このデータはあくまで参考用です。実際の使用時間については、アプリで表示されるリマインダーにご注意ください。
  • 2. 制御された環境下で測定。保護等級は恒久的なものではなく、経年劣化または損耗により、時間とともに効果が減衰することがあります。
  • 3. 電池残量が90%以上である累積日数が12ヶ月間で120日未満の場合、最大400サイクルを記録。
  • 4. 2112 高地用 低ノイズプロペラを装着して測定した値で、離陸重量は≤ 7.2 kgです。
  • 5. デュアル制御モードが必要。
  • 6. 標準的な干渉のあるFCCに準拠している環境で(日本国内は、8 km)、飛行高度約120 mを飛行している時の測定値です。このデータはあくまで参考用です。飛行中、アプリ上に表示されるリマインダーに注意を払ってください。
  • 7. ビジョンセンサーと赤外線センサーには、特定の範囲で死角があります。測位と障害物検知性能は、飛行環境や障害物の特質により、影響を受ける可能性があります。慎重に飛行してください。
  • 8. 別売です。
  • 9. DJI Pilot 2アプリでレーダー障害物回避機能を有効にして、機体安全距離(> 2.5 mを推奨)はアプリで設定し、飛行速度10 m/s未満で飛行してください。
  • 10. 検知対象のレーダー反射断面積が0.4 m²以上の時に測定。有効検知範囲は、障害物のサイズや素材によって変化する場合があります。
  • 11. ジンバルコネクターは別売です。
  • 12. この機能を使用するには、送信機をインターネットに接続して、DEMファイルをダウンロードする必要があります。
  • 13. この機能は、Zenmuse P1が必要です。
  • 14. DJI FlightHub 2が必要です。
  • 15. この機能は、Zenmuse H20シリーズのペイロードが必要です。
  • 16. このセクションのアクセサリーは、Matrice 300 RTKでも使用することができます。
  • 17. CEに準拠して、測定。
  • 18. 機体にはE-Portが搭載され、SkyPortとX-Port部品は別売です。

スペック

機体

サイズ
(展開時、プロペラなし)
810×670×430 mm(長さ×幅×高さ)
サイズ
(折りたたみ時、プロペラあり)
430×420×430 mm(長さ×幅×高さ)
対角ホイールベース 895 mm
重量
(シングル下方ジンバル搭載時)
バッテリーなし:
約3.77 kg

TB65バッテリー2個搭載時:
約6.47 kg
シングル ジンバルダンパーの最大ペイロード 960 g
最大離陸重量 9.2 kg
動作周波数 2.4000~2.4835 GHz
5.150~5.250 GHz (CE: 5.170~5.250 GHz)
5.725~5.850 GHz
一部の国や地域では、5.8 GHzや5.1 GHzの周波数の使用が禁止されている場合があり、また、5.1 GHz周波数が屋内での使用のみ許可されている場合もあります(日本では、5.8 GHz帯は使用不可)。詳しくは、現地の法規制を確認してください。
伝送電力 (EIRP) 2.4000~2.4835 GHz:
< 33 dBm (FCC)
< 20 dBm (CE/SRRC/MIC(日本))

5.150~5.250 GHz (CE: 5.170~5.250 GHz):
< 23 dBm (CE)

5.725~5.850 GHz:
< 33 dBm (FCC/SRRC)
< 14 dBm (CE)
ホバリング精度(無風または微風) 垂直:
±0.1 m(ビジョンポジショニング使用時)
±0.5 m(GNSSポジショニング使用時)
±0.1 m(RTKポジショニング使用時)

水平:
±0.3 m(ビジョンポジショニング使用時)
±1.5 m(GNSSポジショニング使用時)
±0.1 m(RTKポジショニング使用時)
RTK測位精度 (RTK FIX) 1 cm + 1 ppm(水平方向)
1.5 cm + 1 ppm(垂直方向)
最大角速度 ピッチ:300°/s
ヨー:100°/s
最大ピッチ角 30°
Nモード時および前方ビジョンシステム有効時:25°
最大上昇速度 6 m/s
最大下降速度(垂直) 5 m/s
最大下降速度(チルト) 7 m/s
最大水平速度 23 m/s
最大飛行高度 5000 m
2110s プロペラを使用し、離陸重量 ≤ 7.4 kgの時。

7000 m
2112 高地用 低ノイズプロペラを使用し、離陸重量 ≤ 7.2 kgの時。
最大風圧抵抗 12 m/s
最大飛行時間 55分
Matrice 350 RTKをペイロードなしの状態で、無風環境下で、バッテリー残量が0%になるまで約8 m/sで飛行し測定。このデータはあくまで参考用です。実際の飛行時間は、フライトモード、アクセサリー、環境により、異なります。アプリ上に表示されるリマインダーに注意を払ってください。
対応DJIジンバル Zenmuse H20、Zenmuse H20T、Zenmuse H20N、Zenmuse P1、Zenmuse L1
対応ジンバル構成 シングル下方ジンバル
シングル上方ジンバル
デュアル下方ジンバル
シングル下方ジンバル+シングル上方ジンバル
デュアル下方ジンバル+シングル上方ジンバル
保護等級 IP55
保護等級は恒久的なものではなく、経年劣化または損耗により、時間とともに効果が減衰することがあります。
衛星航法システム GPS + GLONASS + BeiDou + Galileo
動作環境温度 -20℃〜50℃

送信機

画面 7.02インチ LCDタッチスクリーン、解像度:1920×1200、最大輝度:1200ニト
重量 約1.25 kg(WB37バッテリー非搭載時)
約1.42 kg(WB37バッテリー搭載時)
衛星航法システム GPS + Galileo + BeiDou
内蔵バッテリー 種類:Li-ion (6500 mAh@7.2 V)
充電タイプ:バッテリーステーション、もしくは、最大65 W(最大電圧20 V)のUSB-C急速充電器を使用。
充電時間:2時間
材料:LiNiCoAlO2
外部バッテリー
(WB37インテリジェントバッテリー)
容量:4920 mAh
電圧:7.6 V
種類:Li-ion
電力量:37.39 Wh
材料:LiCoO2
保護等級 IP54
動作時間 内蔵バッテリー:約3時間18分
内蔵バッテリー+外部バッテリー:約6時間
動作環境温度 -20℃〜50℃
動作周波数 2.4000〜2.4835 GHz
5.725~5.850 GHz
伝送電力 (EIRP) 2.4000~2.4835 GHz:
< 33 dBm (FCC)
< 20 dBm (CE/SRRC/MIC(日本))

5.725~5.850 GHz:
< 33 dBm (FCC)
< 14 dBm (CE)
< 23 dBm (SRRC)
Wi-Fi プロトコル Wi-Fi 6
Wi-Fi 動作周波数 2.4000〜2.4835 GHz
5.150〜5.250 GHz
5.725~5.850 GHz
Bluetooth プロトコル Bluetooth 5.1
Bluetooth 動作周波数 2.4000〜2.4835 GHz

映像伝送

映像伝送システム DJI O3 Enterprise伝送
アンテナ 映像伝送アンテナ×4、2T4R
最大伝送距離
(障害物、電波干渉のない場合)
20 km (FCC)
8 km (CE/SRRC/MIC(日本))
最大伝送距離
(電波干渉がある場合)
弱い干渉があり、建物などの障害物がある場合:約0~0.5 km
弱い干渉があり、木々などの障害物がある場合:約0.5〜3 km
強い干渉(都市部の景観)があり、障害物がない場合:約1.5〜3 km
中程度の干渉(郊外の景観)があり、障害物がない場合:約3〜9 km
弱い干渉(郊外/海辺)があり、障害物がない場合:約9〜20 km
標準的な干渉のあるFCCに準拠している環境で、飛行高度約120 mを飛行している時の測定値です。このデータはあくまで参考用です。実際の伝送距離は、その環境での障害物の多さや干渉状態により異なります。アプリ上に表示されるリマインダーに注意を払ってください。

ビジョンシステム

障害物検知範囲 前方/後方/左方/右方:0.7〜40 m
上方/下方:0.6〜30 m
FOV 前方/後方/下方:65°(水平)、50°(垂直)
左方/右方/上方:75°(水平)、60°(垂直)
動作環境 地表が認識できる模様で、充分な照度条件下 (> 15 lux)

赤外線検知システム

障害物検知範囲 0.1~8 m
FOV 30° (±15°)
動作環境 大型で拡散反射する物体(反射率>10%)

LED補助ライト

有効照明距離 5 m
照明タイプ 60 Hz、点灯

FPVカメラ

解像度 1080p
FOV 142°
フレームレート 30fps

インテリジェント フライトバッテリー

モデル TB65
容量 5880 mAh
電圧 44.76 V
種類 Li-ion
電力量 263.2 Wh
重量 約1.35 kg
動作環境温度 -20℃〜50℃
最適な保管環境温度 22℃〜30℃
充電温度範囲 -20℃~40℃
周辺環境が5℃以下の場合、バッテリーの自己発熱機能が自動で有効になります。低温度の状態で充電すると、バッテリー寿命が短くなる可能性があります。15℃~35℃の環境で充電することをお勧めします。
充電時間 220V入力:約60分(TB65インテリジェントバッテリー2個を完全充電)、約30分(TB60インテリジェントバッテリー2個を20%~90%まで充電)
110V入力:約70分(TB65インテリジェントバッテリー2個を完全充電)、約40分(TB60インテリジェントバッテリー2個を20%〜90%まで充電)

インテリジェント バッテリーステーション

サイズ 580×358×254 mm(長さ×幅×高さ)
正味重量 約8.98 kg
収納可能アイテム TB65 インテリジェント フライト バッテリー × 8
WB37 インテリジェント バッテリー × 4
入力電圧 100~120 VAC、50~60 Hz
220~240 VAC、50~60 Hz
最大入力電力 1070 W
出力電力 100~120 V:750 W
220〜240 V:992 W
動作環境温度 -20℃~40℃

FAQ

機体

Matrice 350 RTK(以下、「M350 RTK」)の保護等級を教えてください。雨天時の飛行は可能ですか? M350 RTKの保護等級はIP55です。
ただし、この保護等級は恒久的なものではなく、経年劣化や損耗により減衰する場合があります。24時間雨量が100 mmを超える場合には飛行しないでください。
M350 RTKに付属しているプロペラは、どのような種類のものですか? M350 RTKには標準の2110sプロペラが搭載されています。別売の2112 高地用低ノイズプロペラを装着することもできます。
M300 RTKのプロペラをM350 RTKに装着することはできますか? はい、装着できます。しかし、プロペラは4本1セットで使うことが原則です。それぞれの機種のプロペラを混ぜて使用しないでください。
M350 RTKのプロペラは、自分で交換することはできますか? はい。プロペラ交換時は、該当のねじも交換し、新しいネジの表面にネジロック剤(ネジロック剤243を推奨)を適量塗布してください。

バッテリー

2個のTB65 インテリジェント フライトバッテリーを完全に充電するには、どれくらい時間がかかりますか? 220Vの電力供給を使用すると、約60分で2個のTB65インテリジェントバッテリーを完全に充電します。また、バッテリー残量20%のバッテリーを90%まで充電するのにかかる時間は約30分です。
110Vの電力供給を使用すると、約70分で2個のTB65インテリジェントバッテリーを完全に充電します。また、バッテリー残量20%のバッテリーを90%まで充電するのにかかる時間は約40分です。
M350 RTKは、TB60 インテリジェント フライトバッテリーに対応していますか? はい、対応しています。しかし、バッテリーは2本1ペアで使うことが原則です。TB60とTB65のバッテリーを混ぜて使用しないでください。
長期間保管中に、バッテリーが熱を持つのはなぜですか? 長期間保管している間、保管上の安全性を確保し、バッテリー寿命が短くなるのを防ぐため、バッテリー残量が約50%になるまで自動的に自己放電を行います。このプロセス中、バッテリーが発熱して僅かに温かくなりますが、異常ではありません。
TB65 インテリジェント フライトバッテリーを低温環境で使用できますか? はい。TB65インテリジェント フライトバッテリーの動作環境温度は-20℃〜50℃です。バッテリーを低温環境下で使用すると、バッテリー駆動時間が短くなります。飛行の際は、このことを見越した上で、飛行時間を適切に見積もる必要があります。低温環境で最大限の性能を発揮するには、飛行前にバッテリーを15℃以上にまで温めてから使用することが推奨されます。
-20℃〜5℃の環境で充電する場合、充電プロセスが開始される前に、バッテリーの自己発熱機能が自動的に作動します。バッテリーの温度が低い状態で、一旦機体にバッテリーを装着し電源を入れると、バッテリーは温度を約16℃〜20℃に保つために自己発熱機能が自動的に作動します。
TB65 インテリジェント フライトバッテリーの耐用寿命はどれくらいですか? 耐用寿命は、3種類の耐用寿命の計算方法があり、それぞれ12ヶ月もしくは充電サイクル400回、高出力蓄電120日です。この3つの要素で一番早く来たものが、最終的な耐用寿命となります。
TB65 インテリジェント フライトバッテリーを機内に持ち込めますか? TB65 インテリジェント フライトバッテリーの容量は263 Whであり、航空法等の規制により機内に持ち込むことはできません。
BS65 インテリジェント バッテリーステーションのファンは、どのように動作しますか? ファンは自動でオン・オフを切り替え、周辺温度やバッテリー温度に応じて回転速度を調整します。
BS65 インテリジェント バッテリーステーションでは、いくつのバッテリーを同時に充電できますか? BS65 インテリジェント バッテリーステーションでは、8個のTB65 インテリジェント フライトバッテリーと4個のWB37 インテリジェント バッテリーを同時に収納することができます。本製品は、2個のTB65バッテリーと1個のWB37バッテリーを同時に充電できます。バッテリー残量が多く残っているバッテリーから先に充電が開始され、他のバッテリーも順番に充電されます。

送信機

DJI RC Plusの充電の仕方を教えてください。 送信機の充電器は、BS65 インテリジェント バッテリーステーションに統合されています。USB-Cケーブルを使用して、この充電器をバッテリーステーションに接続して送信機を充電できます。
M350 RTKは、M300 RTKの送信機と互換性がありますか? いいえ。
DJI RC Plus送信機を、M300 RTKやM30シリーズと一緒に使用できますか? はい。DJI RC Plus送信機のファームウェアをv01.02.04.40以降に更新し、DJI Pilot 2で該当のドローンモデルを選択し、リンク作業を完了してください。

ペイロード

M350 RTKは、どのペイロードと互換性がありますか? Zenmuse H20N、Zenmuse L1、Zenmuse P1、Zenmuse H20/H20T、Payload SDKを元に開発されたサードパーティー製のペイロードに対応しています。
M350 RTK上には、同時に何台のペイロードを取り付けることができますか? M350 RTKは、シングル上方ジンバル、デュアル下方ジンバルの3つのペイロードを同時に併用できます。

RTK

M350 RTKを使用して、正確な測量は可能ですか? Zenmuse P1、Zenmuse L1、またはPayload SDKを元に開発されたサードパーティ製ペイロードを搭載している場合、M350 RTKは正確な測量を実行できます。詳細については、製品ページの下部に連絡先情報をご記入の上、情報を送付してください。後ほどご連絡いたします。
M350 RTKは、ポスト処理キネマティック (PPK) 技術に対応していますか? M350 RTKにZenmuse P1またはZenmuse L1を取り付けた場合は、タスクフォルダーに、PPKの後処理計算に使用される写真、点群、GNSS観測情報、画像ログファイルが格納されます。
M350 RTKによるリアルタイム差分データの取得方法を教えてください。 M350 RTKによるリアルタイム差分データの取得には、以下の2通りの方法があります:
1. DJI Pilot 2を介して、機体をD-RTK 2 モバイルステーション(RTCM3.2プロトコル対応)に接続する。
2. Wi-Fiホットスポットを介して、送信機をNTRIPプロトコル(RTCM3.0/RTCM3.1/RTCM3.2に対応)をベースにしたカスタムネットワークRTKサービスに接続する。
1台のD-RTK 2 モバイルステーションで複数のM350 RTKに同時に対応することはできますか? はい、対応できます。同時に対応できるドローンの台数には制限はありません。

ファームウェア

どのようにファームウェア更新を行いますか? 以下の方法でファームウェア更新を行えます。
1. 機体をパソコンと接続し、DJI Assistant 2(Enterpriseシリーズ)を使用して、機体、送信機およびD-RTK 2 モバイルステーションのファームウェアを更新します。
2. DJI Pilot 2を使用して、機体、送信機およびインテリジェント バッテリーステーションのファームウェアを更新します。
3. DJI公式サイトのダウンロードのページで、機体、インテリジェント バッテリーステーション、送信機向けのオフライン ファームウェア更新パッケージをダウンロードします。次に、ファームウェア パッケージを保存したSDカードを送信機に挿入して、オフラインでの更新を行います。
詳細はユーザーマニュアルを参照してください。

SDK

Onboard SDKポートと比較して、E-Portにはどのような変更が加えられましたか? DJI EnterpriseドローンのE-Portは新世代の拡張ポートです。E-Portは、Onboard SDKポートと同様のピン定義を持っていますが、USBリンクでは、サードパーティー製ペイロードをセカンダリ デバイスとして使用する必要があります(Onboard SDKポートの場合、逆となります)。ソフトウェアの点では、E-PortはPayload SDK V3以降のみをサポートし、Onboard SDKとは互換性がありません。技術サポートが必要な場合、コチラ dev@dji.comまでご連絡ください。
M350 RTKでは、どの種類のSDK開発をサポートしていますか? M350 RTKは、Payload SDK、Mobile SDK、Cloud APIをサポートしています。技術サポートが必要な場合、コチラ dev@dji.comまでご連絡ください。
M200シリーズやM300 RTKと互換性のある、サードパーティー製のPayload SDKのペイロードを、M350 RTK上で直接使用できますか? Skyport V2もしくはX-Portをベースに開発したサードパーティー製のペイロードは、アダプターとサードパーティーファームウェアを更新すると、M350 RTKに対応します。他にご質問がありましたら、該当のペイロード プロバイダーもしくはDJIサポートにご連絡ください。

その他

M300 RTKとM350 RTK、どちらでも使用できるアクセサリーを教えてください。 詳細は、ダウンロードページのアクセサリー対応リストをご参照ください。
M350 RTKにはどのようなバージョンがありますか?また、使用地域について、教えてください。 M350 RTKには、中国向けのバージョンとそれ以外の地域向けのバージョンという2つのバージョンがあります。前者は中国国内のみで使用でき、後者は中国以外の地域で使用することができます。製品の販売や使用地域の詳細については、お住まいの地域のアフターサービスセンターもしくは代理店にご相談ください。